2021年9月23日木曜日

熱化学方程式のまとめ

皆さん、こんにちは!

 

大学受験予備校 河合塾マナビス豊洲校です。

高校1・2年生は共通テストトライアルの申し込み受付中です!!

 


【熱化学方程式のまとめ】


皆さんこんにちは!理論化学には慣れましたか?今回は理論化学の一分野である熱化学方程式の基礎について紹介していきます。


●熱化学方程式の作り方


熱化学方程式は化学反応式をもとに作ります。まず、化学反応式の着目する物質の係数を1にして、両辺をそれに合わせて揃えます。続いて、矢印を等号に書き換え、右辺に反応熱を書き加えます。この時に注意することは、今考えている反応が吸熱反応か発熱反応かによって反応熱の符号が変化するということです。反応熱が発熱なら+を、吸熱なら-をつけましょう。そして最後に、反応式の各物質の状態を記入して完成です。


●反応熱の種類


反応熱にはいくつかの種類があります。まず最も想像しやすいのは燃焼熱です。物質が1 mol 燃焼するのに必要な反応熱をさし、すべて発熱反応になるのが特徴です。そのほかにも、物質を作るときに発生する生成熱、物質が水に溶けるときに発生する溶解熱、酸と塩基が混ざり中和するときに発生する中和熱などがあります。これら3つの反応熱は発熱反応、吸熱反応どちらもあるので式を作るときは注意しましょう。また、今回紹介したほかにも、状態変化により発生する熱や結合エネルギー、格子エネルギーなどもあるので、加えて確認しておきましょう。

 

●反応熱の計算


熱化学方程式のメインディッシュであり最も厄介なところが反応熱の計算です。反応式の計算方法は、熱化学方程式のみで解く方法と状態図を用いた方法の2つに分けられます。熱化学方程式のみで計算するやり方は、時間がかからない反面、間違えやすいというデメリットがあります。一方で状態図を用いると、確実性は上がるものの状態図を描く時間が発生します。また出題形式としても、状態図が書いてある場合、書いていない場合と両方あります。そのため、どちらのやり方でも解けるようにしましょう。

また、熱化学方程式のみの解き方に関してはいろいろな解き方がありますが、どの熱化学方程式の設問も扱いは同じなので、解き方は自分のやりやすいパターンをひとつ決めておくのがおすすめです。いろいろな方法を試して、自分に合ったやり方を決めておきましょう。

 

いかがでしたでしょうか?熱化学方程式は最初のうちは難易度が高いように感じるかもしれませんが、慣れて自分の解き方が確立できればスムーズに解けるようになる分野です。たくさん演習を重ね本番では満点を取りましょう!

 


河合塾マナビス豊洲校 電話番号:03-3531-3911

<河合塾マナビス豊洲校へのアクセス>

東京メトロ
有楽町線「豊洲」駅 
5
番出口直進 徒歩1

 

<河合塾マナビス豊洲校 開館時間>

平日・土曜  13:3022:30
日曜・祝日  10:0018:00
年間では休館日があります。
時期によって開館時間が異なることがあります。詳細は校舎にお問い合わせください。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。