2021年7月16日金曜日

理系のためのワンポイント授業(化学②)

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【化学のワンポイントアドバイス:同素体と同位体】

 同素体同位体、名前は似ているし、何度も見たことはあるけれども、いざ問題に出されるとどんなものか分からない…。こんな事態が模試などで起こっているのではないでしょうか?そこで今回は、そのような事態を防ぐべく、同素体同位体について説明をしていきます。

同素体とは

同素体は同じ元素の単体でありながらも、原子配列や結合の仕方が異なることにより性質が異なっている単体のことです。黒鉛(C)とダイヤモンド(C)、黄リン(P4)赤リン(P),酸素(O2)とオゾン(O3)などがこれらに当てはまります。

同位体とは

同位体は、原子番号が同じであるけれども、原子に含まれる中性子の数が異なるために質量が異なる物質のことです。代表例は、()水素1H、重水素2H、三重水素3Hがあります。それぞれの質量数は順に1, 2, 3となっており,中性子数は0, 1, 2となっております.また炭素原子などは、その質量が時間経過により変化し、他の同位体になるため、しばしば年代測定などに用いられます。

 このように、同位体と同素体は全くことなるものでありながら、共通テストをはじめ多くのテストで選択問題として、かなりの頻度で出てきます。必ずそれぞれどのようなものかをおさえておきましょう!

 

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2021年7月15日木曜日

理系のためのワンポイント授業(化学)①

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【化学のワンポイント授業:濃硫酸の性質】

 硫酸といえば、どのようなイメージがあるでしょうか?おそらく、強酸性で金属を溶かすというイメージを持っている人が多いと思います。しかし、硫酸は濃度によって性質の変わる物質です。希硫酸は前述のとおり強酸性鉄などの金属を溶かします。しかし、濃硫酸はどうでしょうか?本日はそのような濃硫酸の性質を説明していきます!

①濃硫酸は…?

    濃硫酸は弱酸です!濃硫酸はその名の通り、とても濃度の高い硫酸です。そのため、硫酸から電離するH+を受け取るH2Oが足らず、強酸になることができないのです。

②酸化作用

    加熱した濃硫酸、つまり熱濃硫酸は強い酸化作用を持ち、塩酸や希硫酸が酸化できない銅や水銀、銀とも反応をします。イオン化傾向とともに覚えておきましょう。

③濃硫酸の不揮発性

    濃硫酸の特徴のひとつとして、不揮発性の酸であることが挙げられます。実用例のひとつに、塩化水素の発生があります。NaClH2SO4を反応させることにより、HClが発生するという反応なのですが、HClのみを捕集したいので他の気体をできるだけ混ぜたくありません。そこで濃硫酸の不揮発性用いれば、効率よくHClを作り、かつ集めることができるのです。

④乾燥剤

    濃硫酸は湿気を取ることができ、酸性や中性の気体の乾燥剤にしばしば用いられます。ただし、濃硫酸自体は酸性なので、塩基性や還元性のある気体と反応してしまうので、これらの気体には用いることができないということに注意しましょう。

⑤脱水作用

     既に有機を勉強している人なら知っているかもしれませんが、濃硫酸には脱水作用があります。アルコールからアルケン、エーテルを作るのがその代表例です。有機分野では頻繁に使うことになるので、覚えておきましょう。

 以上のように、希硫酸と濃硫酸はその性質と用途が大きく異なります。今回は紹介しませんでしたが、生成法反応式などとともに頭にいれておきましょう!

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2021年7月2日金曜日

教材紹介:古文読解・解釈レベル2

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【教材紹介:古文読解・解釈レベル2】


本日紹介する講座は、「古文読解・解釈レベル2」になります!

《講座の基本情報》

古文読解・解釈レベル1に引き続き、受験で頻出されている場面を読解していきます。古文常識も抑えつつ、単語と文法を駆使しながら、読解力のさらなる向上を目指す講座です。このレベル2までをきちんと学習すれば、受験古文の基礎力が身についたといえます。

《アドバイザー目線の評価・アドバイス》

この講座の特徴は、二つあります。一つ目は、文法や単語などの基礎事項に対するフォローが手厚いことです。この講座ではまだしっかりと文法や単語などを学んでいない人に対してもわかるようにしっかりと授業内で指導してくれます。

二つ目は、様々な出典の古文に出会えることです。古文において様々な出典に慣れておくことは鉄則と言わざるを得ませんが、自分で学習するだけではどうしても難しい点があります。多くの文献に触れるまたとないチャンスです!この講座で基礎編は終了になると思われますが、しっかりと学習しましょう!

次回は「古文読解・解釈レベル3・4」です。お楽しみに!


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2021年7月1日木曜日

物理勉強法③

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 【物理勉強法③】

今回のテーマは「波動」です!

波動分野は高校物理のなかでも割と最初の方に学ぶ分野なので、忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

正直言うと高校物理のなかでこの分野は比較的軽めで、勘やセンスといったものに頼らなくても大学受験レベルの知識をほとんど網羅することができます。なぜならそのほとんどが暗記のみで済ませられるからです。ただ安心してください。公式を丸暗記するというわけではありません。もちろん公式は覚える必要がありますが、ほかの分野に比べれば大した量ではないですし、なんと高校物理にしては珍しく導出までできます。

意識してほしいのはやはり波の性質なのですが、「何が原因でこんなことになるのか」「この状態に至るまでに波のどのような性質がかかわっているのか」など、物理ではおきまりの事象の分析が特に重要になってきます。

また、波に関しては応用分野があります。それは原子です。まだ習っていない人にはネタバレとなってしまいますが、原子分野は今勉強している力学や電磁気学などのいわゆる古典力学のみでは説明できない分野なのです(古典力学の知識は使いますよ!!)。では何を使って説明するのか、それが今回のテーマとなっている「波動」です。原子分野では波動と古典力学の知識を使って、両方の特徴を持った運動として議論していきます。ですからこの波の考え方は知っておく必要があります。

いかがでしょうか。今回も勉強法というよりはアドバイスになってしまいましたが、物理の全分野に共通して言えることは丸暗記だけで終わらせてはならない、です。やはり物事の根本から入ったほうが理解しやすいでしょうし、何より基本原理を分かった上で解く物理というのは案外楽しいものですよ。みなさんの勉強を応援しています!

 

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