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【化学: 反応式の勉強法】
理論と無機、有機、すべての分野で反応式は大量に出てきます。初めて化学のテキストを見たとき、「これを全部覚えるのか…」と思うかと思います。しかし、反応式は全てを覚える必要はないのです!
反応式で重要なことは「その反応式で何が起こっているか」を理解すること!
反応式によって示される化学反応の代表例は次の4つです。
① 中和
② 加水分解
③ 酸化還元
④ 弱酸(弱塩基)の遊離
例外はあるとしても、だいたいの反応式はこの4つで説明がつきます。
①と②についてはあまり説明の余地はないかと思います。イオン反応式を書いて組み合わせるという作業ですね。どんなイオンになるかを覚えておけば書けるのでないでしょうか。
③の酸化還元反応はページいっぱいに反応式が並んでいて、初めて見た時にびっくりすることと思います。しかし心配はいりません。覚えないといけないものは「どの物質が何になるか」だけです!あとの部分は酸化数にそってe-からH+、最後にH2Oで辻褄を合わせるという順で行えば、うまくいきます。
最後の1つ、④の弱酸(弱塩基)の遊離は覚えている人は少ないかもしれません。しかし、特に有機分野では弱酸の遊離がたくさん出てきます。有機分野においても行うことは変わりません。イオンになりやすい強酸が、イオンになりにくい弱酸からH+と引き換えにNa+などのイオンを奪って塩になる、これだけです。
覚えるべきなのは「酸の強さ」です。次の順番を覚えておきましょう!
強酸 = スルホン酸 > カルボン酸 > 弱酸 > フェノール
このように、反応式は何の反応が起こっているかを理解すれば、反応式全体を覚える必要はないのです。だからこそ、化学の勉強をするときは、「何の反応が起こっているか」を常に考えるようにしましょう!
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