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【古文学習法―傍線部問題対策】
今回は傍線部問題の対策について話します。古文の傍線部問題には大きく分けて二つあり、一つ目は現代語訳を書かせる/選ばせる問題、二つ目は選択肢問題です。ただ、どちらの問題においても使う技術は同じです。これから求められる技術を二つ紹介していきたいと思います。
●傍線部を品詞分解して、意味を理解する
傍線部問題において真っ先に、傍線部を品詞分解するべきです。
「月の出でたらむ夜は、」という例文を用いて説明します。「月/の/出で/たら/む/夜/は、」と品詞分解できます。次にそれぞれの品詞がどのような意味を持つのかを考えていきます。「出で」は出るという動詞、「たら」は存続の助動詞「たり」、「む」は文中にあるので婉曲の助動詞、「は」は接続助詞であるといったように品詞分解をしたのちに、文法知識を駆使して意味を考えていきます。
●周囲の文脈から読み解く
周囲の文脈を用いて、意味を推測していきます。
「この事、かの事、起こらず成じてむ。」という例文を用いて説明します。例文の下の部分は、「怠けずにきっとやり遂げてしまおう。」という意味ですが、「この事」「かの事」に関しては、指示語が含まれています。この場合、文脈を用いて意味を判定する必要があり、指示語は基本的に傍線部より前に着目します。そのほかの曖昧な言葉も同様に、直前直後にヒントがあることが多いです。
このように、傍線部問題は2段階に分けて解き進めます。練習あるのみです!
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