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【古文学習法―文法問題】
文法問題とは、「傍線部の文法的意味は何か。」「傍線部と異なる意味で使われているものはどれか。」「傍線部の活用形を答えよ。」などといった、文法的知識を基に解いていく問題です。文法問題を得点するには、どのような勉強をすればよいのでしょうか。
●文法問題の解法
文法問題で必要とされる力は「活用形と接続」、「助動詞や助詞、副詞、敬語動詞などの意味」、「同じ形で書かれているものの識別」の三つです。
「活用形と接続」は、動詞や形容詞、形容動詞、助動詞の活用形、助動詞の接続などの理解が求められます。
「助動詞や助詞、副詞、敬語動詞などの意味」は、その名のとおり、それぞれの語の意味を抑えることです。例えば、助動詞の「る・らる」であれば、「受け身・尊敬・自発・可能」といった意味を覚えておく必要があります。さらに、そこに付随して覚えておくべき事項も語によっては存在し、「る・らる の尊敬」の意味の場合であれば、『前後に尊敬の意味を表す語がなければ尊敬の意味として使われることは少ない』という決まりも覚えておく必要があります。
「同じ形で書かれているものの識別」は、「なむ」の識別のようなものです。文の中で動詞の後に「なむ」という語が続いた場合、3つの可能性、①終助詞「なむ」、②係助詞「なむ」、③『完了・強意』の助動詞「ぬ」の未然形+『推量・意志』の助動詞「む」のどれかであると考えられます。この識別には、「接続系」の習得が必須になってきます。
以上、古文の文法問題の対策方法についてお伝えしました。次回は、古文単語の覚え方についてお伝えしていきます。
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