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【化学のワンポイント授業 ~物質量(mol)を理解しよう!!~】
化学を勉強するうえで最初にぶつかる壁、それが物質量「mol」です。これが分からないと先に進めないにもかかわらず、分からないという人は多いようです。
では、molとはどのようなものなのでしょうか。物質を構成する粒子の個数、1 molが6.02×1023個に相当する…いまいちピンとこないと思います。そこで、ここでは身近なものにたとえた例と比較して考えてみたいと思います。
① 物質量と個数
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1ダースは12本、つまり1つが12本集まったグループを私たちは普段1ダースと呼んでいます。24本になったら2ダース、120本になったら10ダースですね。ダースが分からない人は、時間で考えてみましょう。1秒が60個集まったら何になりますか? 考えるまでもなく1分と答えられます。では120秒は? 2分ですね。物質量もそれと一緒で、1つの分子が約6.022×1023個、つまり6022垓個集まったグループを1 molと呼んでいるに過ぎないのです。12.0×1023個になったら2 mol、60.22×1023個なら10 molになる、ダースや秒と一緒です。
② 物質量と原子量
ここまで理解できたら、今度は原子量との関連性を見ていきましょう。原子量は「C原子1 molを12としたときの原子1 mol あたりの質量」を示す数です。1 molあたりの重さは正確にはモル質量という別の定義があるのですが、モル質量と原子量はほとんど同じ値を示すので原子量はほとんど1 molあたりの質量と考えてもらって結構です。原子量は、ダースでの「鉛筆12本分の重さ」だと思ってもらえたらいいのではないでしょうか。1本が10gなら1ダース(12本)は120gになり、10ダースは1200 g になりますね。炭素の原子量(12)を考えてみましょう。原子量は前述したようにほとんど1 mol当たりの質量なので、1 molは12 gですね。10 molならば? もちろん 120 gです。
ここで、異なる原子量を持った原子を考えてみましょう。ダースにおいて、鉛筆1本分の重さが変わることを考えてみてください。鉛筆の重さが半分になったら1ダース、10ダースの重さも当然半分になります。物質量においても同じで、原子1つの重さが半分になったら原子量(1 molの質量)も半分に、10 molの重さも半分になります。
いかがでしたでしょうか?このように、厄介な物質量も身近なものに例えて考えてしまえば理解しやすくなると思います。この「身近なものに例える」という勉強法は他の分野においても使うことができると思うので、ぜひいろいろなもので試してみてください!!
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